お前は、どうして消えてしまうのだ

ずっと傍にと誓ったではないか

約束したではないか

指まで、絡め合ったではないか


言いたい事を言って

私の元から突然姿を消し

私の伝えたいことは聞き入れぬつもりか?


ならば私は

何処までもお前を追おう

其の先が例え未来だとしても

お前を探し続ける


お前は

お前だけは私から離れるな

今まで手を伸ばしても

雲をつかむくらいに伸ばしても

どうしても手に入らなかった


お前はそんな哀れな私に、手を差し伸べた

何にも屈せずに

ただひたすらに

真っ向から私を受け入れた


消えてくれるな。

去ってくれるな。


お前は

小娘だけは

二度と離さぬ。


小娘をこの世で一番幸せにすると誓う


だから---

ずっと傍に---

私の傍を---

もう、二度と離れるな---

112.jpg


・私の足は、遥か彼方に向かって走り出していた・
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